介護面接 求める人材について (介護ですって ひさひろさん)

こんにちは!
ひさひろです。
今日は、私が管理者として、採用する際に求める人材について
お話ししたいと思います。

介護の面接で、どんなことを聞かれるのか?
どんなことが求められるのか?
色々心配があるかと思います。
それについてお答えできればと思います。

実は、私が採用にあたり、一番求めることは、コミュニケーション能力なんです!!

目次

求人を出す時

さて、介護の現場で求人を出す時は、どのような時でしょうか?

① 今まで働いていたスタッフが辞める時

これが一番多い理由かと思います。

1人の介護スタッフが、やめてしまう状況になった時に、募集をかけます。

実は、こういう時、スタッフから「お話があります。あとで時間ありますか?」と言われます。

面談室で、話を聞くと、「辞めたいんです」

この時のショック・・・。 (余談でした)

そこから、人員の配置などを思い浮かべ、シフト作成のことを考えはじめ、人手がいなくなることに、管理者としては、焦ります。

1人辞めてしまう状況で、できれば、その人が有休消化をする前に、代わりの人を入れておきたい。


欲を言えば、有休消化が始まる前までに、1人立ちしてもらいたい。

だから、できるだけ、早くきて欲しいと思います。

人が足りないです!なんとかしてください!
スタッフ、休めなくなります・・・。

② 入居が進んでケアの人手が足りなくなる時

スタッフの人数に比べて、ご利用者様の人数が多くなるケースです。

介護保険法により、介護付き有料老人ホームなどの人員配置が定められており、3対1とされています。

つまり、3人のご利用者様に対して、1人の介護士となります。

施設に30人のご利用者様がいたら、10人の介護スタッフで見るというものです。

これが、31人になたら、最低基準を上回ることになり、人員不足となります。

3:1をご利用者様が上回る状況は、かなり大変な時かもしれません。

この数字で判断するよりも、現場の声を聞いて、ご利用者様が増えるなら、補充するということもあります。

人件費と介護保険収入のバランスを見て判断することもあります。

③ 新規事業を立ち上げる時

これは、新しく事業を立ち上げるために、人を募集します。

経営者、もしくは、管理者の想いに共感できる人材を求めます。

即戦力になる人と、将来的に中心になってくれる人などを求めます。

求める人材

では、実際に求める人材とは、どうでしょうか?

私が面接で、何を見ているか、順番でお伝えします!!

3番目 技術・知識・経験

これは、即戦力になってもらえる期待です。

例えば、食事介助やトイレ介助、入浴介助についての技術があれば、ご利用者様のADLや疾患などを伝えれば、すぐに業務 に入ることができます。

こちらとしても、独り立ちするまでに、そんなに期間がかからないだろうと判断します。

2番目 優しさ・思いやり

ご利用者様と接する時の態度を見ます。

技術・知識があれば、介護をする人として、優しさや思いやりを持たれているとは思うのですが、例えば、おむつ交換やトランス(移乗)などの技術が先行して、ご利用者様の気持ちを大切にできていないこともあり得ます。

それよりも、優しさや思いやりを持たれているかを重視します。ご利用者様も、技術がなくても、優しさを感じられれば、許していただけます。

1番目 コミュニケーション能力

① スタッフとのコミュニケーション

スタッフ同士でのコミュニケーション能力です。これは、業務上でわからないことがあった時に、うまく他のスタッフに聞けるかどうかです。


聞くタイミングや、ポイントを明確にして聞けるか ということになります。


 例えば、聞くタイミングは、自分のタイミングで聞くのではなく、相手のタイミングを見計らって聞くことが大事です。
 自分の聞く内容で、どのくらいの時間が必要かを考えて、できれば一言で返事ができるように聞くなど工夫が大事です。

自分なりに、対応を考えておいて、○○は、△△する方が良いと考えますが、あってますか? など。

返事する方は、「あってる」 もしくは 「違う」 と一言で返事をすれば良くなります。

自分の考えがないと、何がわからないか明確ではないため、相手任せになってしまう部分を残してしまいます。
 ただ、どうしたら良いですか?では、相手にどこがわからないかなどを、考えさせてしまうことになります。

② ご利用者様とのコミュニケーション

ご利用者様とのコミュニケーションでは、明確さとリズム(間)が大事です。

ご利用者様と話す時に、説明をするには、内容が長くならないように、ポイントを押さえて、明確に伝えることが大事です。

また、ご利用者様が何かを聞こうとしている時に、こっちが急いで、返事をしてしまうと、ご利用者様は話を聞いてくれないということを感じてしまいます。ゆったりとした雰囲気ならば、安心感を得られます。このような、リズムを作ることも大切です。

スタッフ同士でも、ご利用者様との会話でも、コミュニケーションは、お互いの認識の確認になります。

スタッフ同士では、業務の認識を合わせるために、自分の認識が合っているのかを確認する必要がありまる。

ご利用者様とのコミュニケーションは、ご本人様がどのような認識で今を過ごしているのかを知る必要があります。

面接でどのようなことを聞くのか?

面接で質問するときは、介護の経験はありますか? なぜ、介護をしてみたいと思ったのですか?今まで仕事をしていてのやりがいはありましたか? どうして、うちを受けようと思ったのですか? などと質問をしていきます。

実は、介護の経験よりも、コミュニケーション能力を求めるという点では、今までの仕事のを話も参考にします。

例えば、バンドをしていて、友人達が結婚して、子供を育てる立場になったために、解散をした。バイトで生活していたが、正社員での仕事をしようと思って、応募した。

この話だけを聞くと、まだ採用しようとは思いません。

実は、バンドでリーダーをしていて、演奏をさせてもらうための出演交渉や、メンバーとのスケジューリングを調整したり、話し合いの機会を作ったりもしていた。

この話を聞くと、率先してコミュニケーションを取ろうとする姿勢を感じることができるので、かなりの高評価です。しかも交渉や調整、話し合いの機会を作ることなどは、介護の現場においても、とても重要です。

私は、この部分の内容と、本人の話し方を見て採用を決めました。

まとめ

今回、求められる人材について話をしてきました。

管理者として、スタッフに求めることは、ご利用者様のお気持ちに寄り添えるかどうかです。

例えば、トイレ誘導の援助にしても、ご本人様のお気持ちに寄り添えなければ、無理やり連れて行くことになってしまいます。

ご利用者様のお気持ちを、表情やしぐさを見て、わからないことは、会話で確認をする。そのお気持ちにどれだけ寄り添って援助に入ることができるかが、重要だと考えます。

経験がいくらあるスタッフでも、ご利用者様のお気持ちに寄り添えないなら、経験がない人でも寄り添える人の方が大事です。

はじめて介護をする人も、転職をする人も、それを大事にしてもらいたいと思います。

残業が少なく、有給休暇がとりやすい、いわゆる「ホワイトな求人」を選んでご紹介します。

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